すでに表面がヌメ革状態にまで劣化していたので、実際には3度ほどカラーの調整を行っています。
具体的に、リカラーして何日か履いていただくと「履きシワ」にカラー剤が盛って割れてきます。
いわゆるひび割れです。これを極力少なくするために、カラー剤を馴染ませる意味で履いては やすり、リカラーを繰り返しました。
お客様との共同作業です。
ちなみに20年ご愛用のクロケット&ジョーンズ イギリスの本場工場でご購入とか。
こてからも永くご愛用できますように。
参考価格 ¥13000+税
工期20日ほど。
クロケット&ジョーンズの素敵な革靴にカビ。その後経過。カビによる変色と穴あきが目立ちます。
これを、クリーニング→保湿→表面やすり→保湿→リカラーの工程で修理していきますね。
本革の靴の傷は手入れや修理によって目立たなくさせることが可能です。
画像の右足つま先は、つまづいてキズ、色剥がれの状態。
左足つま先が加工後。カラーリング片足 ¥1500~(10円玉サイズ)